うたの日サルベージ:未練だと思っていたら鳥でして羽を返せば飛ぶのでしょうね(水没)
※「うたの日」に書いた選評をサルベージしてみます。ブラウザにベタ書きしていたので。初出になかった改行を加えたり、誤字を訂正したりはしています。
未練だと思っていたら鳥でして羽を返せば飛ぶのでしょうね
/水没
「未練」という抽象語が唐突に「鳥」という具体的なものに変換して、いよいよ爽やかな方向(未練の反対側)へ飛んでゆくのかと思いきや、「羽を返せば飛ぶ」ということは羽のない鳥?!というか奪われている?!飛べない!…ということは、やはり、未練に似た鳥、に似た、未練、なんじゃないかなあ~…ということを思いました。