なにひとつ決断したくない日です並走しているグレイのセダン(倖)
※「うたの日」に書いた選評をサルベージしてみます。ブラウザにベタ書きしていたので。初出になかった改行を加えたり、誤字を訂正したりはしています。
なにひとつ決断したくない日です並走しているグレイのセダン
/倖
前半と後半の唐突な切断が、「なにひとつ決断したくない」という曖昧でぼんやりした気分を劇的に裏切っていて、怖い。「並走しているグレイのセダン」も、一見、何の象徴なのかまったく分からず、怖い。この世のものではないのかもしれない。